online or face to face

2020年09月17日

皆様ご機嫌よう。

大変ご無沙汰しております。

毎朝楽しくレッスンしていますが、

しばらく我が家の子供の

学校関係のモヤモヤが止まらなくて

なかなかブログに戻れませんでした。


ブログから二週間離れたらなんか書けないぞ。。。

間が空くと書く筋肉が衰えますね。

大したことを書いているわけではない上に

軟弱な自分をアスリートに喩えるなんて

持ってのほかですが、

トレーニングを1日休むと

体を戻すのに3日かかるって

よく言うじゃないですか?

継続の重要性を

いやと言うほど体で感じてます in Houston.


だからバリバリ仕事のできる人って

習慣化の達人なんですよね。

何がなんでも自分で決めた期日通りに仕上げる。

結果的にスケジュールが人の成長を加速させる。

その好サイクルが持続するわけですから

継続できない私のような輩と

差が猛烈に開くのは当然ですね。

なんだかまるで人ごとの様に話していますが。


オンライン x 登校のハイブリッド


さて、テキサスでは地域によって

若干のズレはありますが、

3月中旬からコロナウィルスの影響で

学校は閉鎖されています。


5月末の2019ー2020 スクールイヤー終了までの期間、

2ヶ月程度のオンライン授業が行われました。

(この日本との差よ...)

その後例年通り2ヶ月半の夏休みを経て、

8月17日に今年度が開始しています。

夏休みが例年通り取られたのは、

前例のない

「オンライン x 登校のハイブリッド」の

新年度の準備をする必要があったからです。

ちなみにこのブログに記載するスケジュールや方針は

全て我が家の属する学校区での話ということになります。

大きいアメリカでは各地域によって差がありますね。


テキサス州は最大で8週間の猶予期間を与え、

徐々に学校での対面学習を開始をするように

独立学校区に指示しています。

独立学校区とは? 以前のブログへ


私たちの学区では、

新年度開始の8月17日から

100%オンラインで授業が開始されていますが、

他の地域によっては夏休み中に各家庭の希望を取って

通学が開始しているところもあります。

ですが聞くところによると

登校している生徒数は少ないようです。


また、私の知る限り、どの地域でも

希望者にはオンライン授業の選択肢があります。


一つ二つ、情報を追加しますね。

<特別支援クラス>

学区ではspecial education クラスは

開始時期を遅らせはしたものの、

対面で始まっています。

感染の心配から、

教室に戻るのを躊躇する教師も多く、

人数確保に苦労したとのことでした。

ですので、

今まで通りのキャンパスを保証されているわけではなく、

他の学校とクラスと纏めるなどの対応をしている様です。


<Learning Centerの提供>

また、助けが必要な環境にいる子供達や、

親の職業が学区の教師やスタッフという生徒もいます。

教師は自分の子供のオンライン学習のサポートをしながら

クラスを持って授業をすることは難しいため、

そのような生徒たちにはLearning Center という、

学校の一部を解放した学習スペースが提供されています。

ここでサポートするスタッフは

リタイヤした教職員を募集して

ついてもらっているとのことです。


学区の生徒は8万人弱いるのですが、

このラーニングセンターへの希望者が殺到して

1万人を超えた、と聞きました。

ですが、

「元々の受け皿は小さく、

多くのケースはお断りしています。何卒ご理解ください」

と学区長からメールが届いていました。


家庭によっては仕事の都合で親が家にいることもできず、

民間の学習スペースも限りがある上に費用もかかる。

各家庭の対応はとても大変です。

日本のみなさんも2月末から大変でしたものね。。。

ご想像に難くないと思います。


このセンターへの参加対象は

ホームレスや、

養護施設や里親の元で暮らしている子供たちだったり、

インターネット環境が整っていない生徒、

預けられる場所のない教師の子供が第一の対象です。

その後ファーストレスポンダーと呼ばれる人々の子供が

対象になります。

first responders:第一対応者 とは

救急隊員、消防士、警察官を主に指します。

また、医療従事者、軍関係者の子供たちも

受け入れられる限り対応すると別途明記されていました。

Students who are homeless or in foster care, those without any form of internet connectivity, and children of teachers without other options for childcare will be assigned to the first available seats. We will also attempt to accommodate as many children of first responders as possible, as we recognize they also play a critical role in supporting our community.我が家は


我が家は、子供たちがある程度の年齢になったのと

私だけでなく今は夫も家にいるので問題ないのですが、

苦労している方が本当にたくさんいらっしゃいます。

がらがらぽん?


さて、本題の

なんでそんなにモヤモヤしていたか、に入ります。

まだまだモヤモヤしているんですけどね。

新年度が開始し、

期限の8週後に学校をreopenするために

各家庭は

対面授業 (face to face)か

オンライン授業(virtual)を選んで

9/8の 4:30 p.m.までに提出しなければいけませんでした。


この選択は10月から12月いっぱいまでの学習に関するもので、

1月以降については年末に登校か自宅学習かを二者択一して

再登録をすることができます。

しかしながら、

今回の決定は、

12月末までの期間中変更することができません。

9月の最初の段階で

12月までの学習形態を決定しなければいけないのと、

他の地域の学校がどうなっているか、

などの感染データもなく、

親たちは自分の判断で

今まで突きつけられたことのない決定を

しなければいけませんでした。


学区はこの申し込みデータを集計して

クラスを再編成します。

つまり、データが集まらないと

対面授業も、

オンライン授業も、

具体的な姿が描きにくいことが、

選択を尚更難しくしていました。


うちは子供が小中高にいるため

切り口が多い。

年齢が異なればニーズも対応も変わるので、

ここからは

小学5年生の三女(今週11歳を迎えます)にフォーカスして

お伝えしようと思います。

8月中旬に始まったばかりの

新年度のオンライン版クラス編成。

親も子供もやっと慣れてきたところです。

(昨年度の春のオンライン学習と比べ、大きな変化がありました。
これについてはまた別途!)


そしてとても大事なのが先生、お友達。

特に先生とは出来るだけ私も子もメールを利用して

コミュニケーションをとってきました。

それが

今月末に

「全取っ替え」になります。

それもそのはず。

今後は

オンライン受講の生徒と

学校で対面授業の生徒と

学区内では二本立てで同時進行していくわけですから、

スケジュールやクラスの友達、担任など

変わらざるを得ないわけです。

今、調整に相当な苦労をしていますよ、

学区のスタッフや先生たち。


私たち親も、

8万人の生徒とその家庭がどんな選択をするかわからない。

だから、

今受けているオンラインのクラスの人数が増える可能性がある。

他キャンパスの先生に教えてもらう可能性もある。

学校においては

各教室に入れる生徒数は限られている。

けれどキャンパス全体として、

参加人数がどのくらいのキャパになるのかがわからない。

最悪のケース、

別の学校と統合することもある。

厳格な安全基準を設けているが、

どれだけ徹底されるかは未知数。

この「徹底」は日本と比べて心配なところ。

逆に安全面では心配がない、としても、

どのくらい子供たちは友達や先生と関われるのか。

休憩時間はどのように過ごせるのか、遊べるのか。

ざっくりとした方向は示されていますが、

具体的なことになるとはっきり誰も回答できないことだらけ。

まずは人数が確定しないと詳しいことが言えないからです。


答えのない問い


ちなみに

以前「スーパーコミュニケーター」の記事で書きましたが、

うちの独立学校区のコミュニケーションは

素晴らしいと思っています。

とにかく連絡が来る。

説明のビデオもくる。

学区評議会の会議もYoutubeライブで配信してくれます。

ちゃんと興味を持って情報を追えば、

「わからない」ことはないんです。

そのくらい風通しがいいと、私は思っています。

ですが、今回の選択は

誰にも答えがないことに

自分なりの回答を選ばなければいけない、

まさに

VUCAの時代の選択だった、と言えるでしょう。

Vuca についてはこちらで言及しています)


全米で4番目に大きい都市、

Houstonを含むハリス郡のcovid メーター

Level1の赤。

Stay Home Work Safe です。

今後下がるのかもわからないし、

秋冬のインフルエンザやコロナウィルス感染

再拡大の懸念もあります。

普通に考えたらオンラインなのかもしれない。


振り子


しかし、100%オンライン授業の学習では

10歳の娘はスクリーンをじっと眺めています。

そして「目が悪くなったな」と呟く。

インタラクティブな様子は見受けられない。

一日のうち、一言二言やっと発するかどうか、という程度。

このままでは子供の学習やwell-beingが心配。

学校に行かせてあげたい。

でもいまだに

コロナウィルス の検査数も限られている中で

どのくらい安全を確保できるのか。

学校内で陽性反応が確認されたら、

接触次第では家庭内で隔離をしなければいけない。

感染が抑えられていないアメリカでは

確かなことが少なすぎる。


「揺れる乙女心」なんてフレーズを聞いたら

甘酸っぱい記憶を掻き立てられる人も

これを読んで下さっている方の中にはいるかもしれません。

私は、というと

これまでそんな心持ちを経験したことなんてあったっけ?

という生活を長らくしてきました。


が、揺れる、揺れる。

今回ばかりは揺れる。


東京上野の国立科学博物館(日本館)の

「フーコーの振り子」もびっくりの速さで心が揺れます。

(わかってもらえると嬉しい)


私は、なんでも決めるのが早い方で、

熟考しないのが欠点でありますが、

今回は

この心の揺れっぷりに自分ながら

驚かされました。


中学、高校の娘たちは

学習を自分たちで切り盛りしてくれていますから

今更あれこれ親が口出すことも少なく

どーこーできませんが、

小学生の判断は、難しい。


日本から引っ越してきて、

子供たちがまともに学校に通えた期間は1年もありません。

日本語の補修校(現在オンライン)にも通って、

現地校だけでなく、

日本の勉強も忙しいこともありますし、

家族五人ずっと家にいますので

時々ここは「日本なんじゃないか」と錯覚します。

(多分日本)


やっと学校に慣れてきた、

アメリカの生活のリズムに慣れてきた、

そんなときに

学校だけでなく

学校外の活動や習い事も

お友達とのお出かけも全部ストップしました。

大丈夫そうな習い事には少しずつ戻ろうか、と

子供に声をかけていますが、

ずっと家の中で過ごしたのが理由なのか、

興味が薄れてしまったのか、

重い腰が上がらないままで

時間が過ぎていきます。

親としてはあれこれ悩みの種は尽きません。


そんな中の二者択一。

家か、学校か。


数日前までは

高校生活残り少ない長女と

友達との関わりが必要な三女が学校を選択。

「絶対に行かない、オンラインがいい」と

言い張る次女の二派に分かれていました。


その後長女が友達と連絡を取り合い、

オンラインにすることを決め

残りは三女。。。


私がいつも頼りにしている友達、

クリスティーナと

彼女の娘のベレンちゃんとお姉ちゃんは、

登録前日の家族会議で

二人ともオンラインを選択しました。


それまで二人とも学校に行きたいな、と

楽しみにしていましたが

様々な情報を考慮し、家族で話し合って、

「みんなで納得して直前で変更した」そうです。


各家庭の判断の参考になるように、と

学区が作ってくれているビデオはいろいろあります。

(制限があるためここで紹介できないのが残念。)

「学校に戻ったらこのように過ごすよ」と

生徒と先生に対してルールを徹底してもらう目的で

実際の生徒とキャンパスで撮影して、

制作されたものですが、

変な話、

セイフティープロトコルが逆にしっかりし過ぎて

私たちも子供達も「怖い」と感じてしまいました。😅

感じたのは

安全、というよりも

「学校に行ってもどのくらい自由があるのかがわからない」

ということ。


ベレンちゃんの選択と、

この類のビデオを数本見るうちに意気消沈して、

私と娘の振り子は

「オンラインで登録!」へ。


でも、しばらくして授業に戻った娘の姿をふと見ると

虚な表情でpcの前に座っています。

「授業はわかる」と言っていますが、

怪しいものです。


お友達と関わらせてあげたい、

そんな思いがまたむくむくと湧き上がってきます。

ベレンちゃんの方向転換を受け、

同じく仲良し三人組だった

メラニーのママのジャッキーと

時計と睨めっこしながら

期限の4時半までに

出ることのない答えを出そう、と話しました。


結局、十把一絡げには決められない。

子供のキャラがある。

快活で先生ともお友達ともいつもキャピキャピ話すことで

学習のやる気が出るメラニー。

対照的にいろんなお友達と仲良くできるけれど、

シャイで、英語がまだ苦手なうちの娘。

どちらも社会的なつながりが必要なタイプです。

翻って

秀才のベレンは

自分で友人向けにzoomのサマーキャンプを開催したり、

(郵便でパンフレット冊子が届いた!)

アイデア豊富で自分から活動できるタイプ。


一人一人の特性を考えると

やはり学校に行かせてあげたい。

そんなわけで我が家は一旦はオンラインに振れましたが、

パソコンの前で

朝8時15分から3時20分まで静かに授業を受ける姿を見てしまうと

「このまま9ヶ月間家で過ごすなんて!」

「なんとかしなければ!」

と母の血が騒ぎます。

娘たちも友達や先生に会いたい、と言っている。

不安はいっぱいあるけれど

「やっぱり先生やお友達と話せるし、

頑張って行かせてみようか!」

と話しあって、

「じゃあ、オンラインフォームを記入しよう!」と言って

電話をお互い切りました。


早速上の娘たちを「オンライン授業」を希望する旨で登録。

でも、どうしても三女の分をFace to Face で登録することが

出来ませんでした。

気持ちがどうしても落ち着かないので

もうちょっと時間ギリギリまで待とう。

そんな思いでいたら、

ジャッキーからまた連絡が。


「中学生の長男の登録をすることはできたけど、

娘の登録にためらっている。

なぜかというと長男が反対しているから。

彼は

『妹を学校に行かせたら家族全体の健康に心配がでる』

『そんなに二人が一緒に過ごしたいのなら

大人数で密で長時間過ごす学校には行かずに

二人が家でオンライン授業を受けるようにした方が

いいじゃないのか』と言っている。

このままでは我が家は登録できなそうだ。

Marikoの上の子供達は賛成している?」

とのこと。


それぞれ家族で話し合ってはいたんですが、

やはり家族内の最終コンセンサスが取れないとまずいよね、と

もう一度デッドラインのギリギリまで家族調整しよう!

という話になり。。。

私は授業と授業の合間に上の娘二人に声をかけ、

「一番下の妹だけが学校に通うことで登録しようと思う。

で、最後に率直な気持ちを伝えてほしい」

そう言いました。


すると長女が

「もし何かがあったら、一番大変なのはママだよ。

パパでもない、私たちでもない。

具合が悪くなったり、

隔離をするようなことになったら

ママが心配だよ。

だから、私たちの言うことではなく、

妹の学習ではなく、

自分のことを第一に考えて、

一番安心できることを選んでみたら」と

言われました。


時間が迫っているこのタイミングで

揺れる母二人は

結局

それぞれ

長男と長女の意見を聞くことにしました。


そして

最後は娘本人同士で電話で話させたところ

「学校はビデオを見るといろんな意味で気にかかる。

どのくらい遊べるかわからない。

家で二人で勉強して遊べる機会があればその方がいい」

ということに落ち着き、

悩みに悩んでやっと着地点が見つかりました。


そして母たちは猛烈な疲れが押し寄せるのを

感じながら

日常に戻りました。。。


ここで追加すると、

メラニーパパもうちの夫も

どちらかというと

「学校に行った方がいいんじゃない?」派でした。

教育の比重が若干大きい。

知り合いのパパも

学校に戻る方を押す場合が多かったように思います。


そんな中、

長男、長女に

「それで本当にいいんですか?

お母さん。」

と物申された

母親が最後決断した、ということになります。


私たちの周りでは

結局オンラインを選択する人がほとんどでした。

中高生はあっさりリモートラーニングを選ぶ子が多く、

子供の意見を尊重する親は

それほど悩まなかったと言いますが、

小学生の親はみんな

最後の最後まで

時間のギリギリまで申し込みを保留した!

でもこの選択が

まだ本当にいいのかどうか、わからない!

いまだに嘆きあっています。


一人では決して決められませんでした。


結局オンラインを選んだものの

最終的に背中を押したのは

数字や情報ではなく

コミュニケーション。


学区からはデッドラインの1、2週間前から

「どっちを選ぶか登録してね!」と

頻繁にメールが届き、

自動音声による電話通知も何度もありました。

(分かってるって!)

さらに、当日の朝には

キャンパスから直接電話までかかってきました。


登校スケジュールの変更や

ハリケーンや天候による予定変更など

学区からの緊急連絡は、通常

メールの他に自動音声で電話がかかってきます。

ですが、

まさか今回は

登録の最終日、小学校の事務のデビーさんから

「どう?大丈夫?忘れてない?」と

直接電話がかかってくるとは思ってもみませんでしたので。

電話を受けて、キリッと身が引き締まったのを

覚えています。

生身の人間とのコミュニケーション。

最後は結局ここでした。


ここまで読んでくださった方、

まとまりのない

悩みの吐露にご付き合いいただきまして

ありがとうございました。


スナダマリコ 拝

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